自民・萩生田光一氏 裏金事件で党役職停止でも…都連会長「続投に異論なし」だったア然

公開日: 更新日:

 自民党東京都連は15日の役員選考委員会で、裏金2728万円の萩生田光一会長の都連会長の続投を内定した。

 派閥裏金事件で萩生田氏は党役職停止1年の処分を受けている。会合後、都連の深谷隆司最高顧問は「裏金事件は一時大騒ぎしたが、今は落ち着いている。処分は党本部であり、支部は関係ない」などとふざけ切った説明をした。出席者から続投に異論は出なかったという。

 岸田首相も4月、「党規約に定める『役職停止』は、党本部における役職」と国会で発言。萩生田氏の続投にゴーサインを出していた。

 ケジメのなさに唖然とする決定を平気で行うのは、7月の都知事選の都合だ。自民は独自候補を立てずに3選を目指すとみられる小池都知事を支援する方向。その際、小池とパイプがある萩生田氏の続投が欠かせないと党執行部は判断しているという。

 こんな判断がどれほど都民の感情と乖離しているか。それを思い知らせるためにも都知事選では小池氏と裏金自民に鉄槌を下すべきだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり