「とと姉」で名編集者役 唐沢寿明の“オカッパ頭”拝める?
後半戦に突入しているNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」が、ついに“最大の見せ場”を迎えている。
高畑充希(24)演じるヒロインの小橋常子は、戦後100万部近くの販売数で一世を風靡した生活総合誌「暮しの手帖」の創刊者である大橋鎭子女史がモデル。
今週(第15週)は雑誌「あなたの暮し」の出版に向け、海千山千の名編集者であった花山伊佐次(唐沢寿明=53)を編集長として招へいするべく、ラブコールを送るところが描かれるのだ。
「花山さんを口説きに行くシーンの撮影時間は360分と台本に書いてあって(苦笑い)。常子は自分が何をやりたいのか熱弁するのですが、とても印象深いですね」
8日に行われた取材会で、しみじみと振り返った高畑。実際の撮影は6時間もかからなかったそうだが、見どころのひとつではあるだろう。が、日刊ゲンダイはそれ以上にかねて注目していたことがある。ズバリ、唐沢の衣装とカツラだ。
花山のモデルである花森安治氏は、東大の卒論テーマが「衣装哲学」であったように、学生時代からファッションに興味津々。衣装研究家として服のデザインもしており、愛娘には直線裁ちのワンピースをこしらえるぐらい高い美意識の持ち主だけに自らもオカッパ頭にスカート姿という奇抜ないでたちを好んでいた。