2番手も主役もOK 高畑充希の快進撃を支える“三枚目”路線

公開日: 更新日:

 11日、NTTドコモ「2016夏 新サービス・新商品発表会」に出席した高畑充希(24)。

 同席した綾野剛(34)と高畑は新機種に搭載された「スグ電」機能を使って同社の加藤社長に電話をかけるスピードで対決した。今まで通り電話帳検索で電話をかけた高畑に対し、「スグ電」を使用した綾野が圧勝。高畑は「勝てるわけないですよ。しかも、フェイントで『加藤課長』とか『加藤係長』とかが入っていた」と悔しそうに笑った。

 CMもさることながら、テレビで見ない日がない高畑。なんといってもNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のヒロインとして“朝の顔”を務めている。朝ドラブームは続いており、「とと姉ちゃん」も絶好調。初回は22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)で今世紀2番目の高視聴率となった。さらに、先月27日放送回は自己最高の24.6%を記録。苦戦の予想を覆したヒロイン・高畑の魅力とは何なのか。

「“ああいう子、自分の周りにもいるよね”と言われるような、親近感のある女優ですね。能年や波瑠は主役しかできないタイプですが、高畑の場合は『2番手もできる主役』。ドラマ映画では、たとえ脇役だったとしても存在感を存分に発揮していました。脇役からヒロインまで段階的に多くの役を演じてきたからこそイメージが固まりにくく、手品のようにさまざまなキャラクターを自然に演出できたのでは。また、万人受けする雰囲気と顔立ちも魅力のひとつ。親しみやすい高畑が『働く女性』という現代に近いテーマで演じれば、視聴者は共感します。高畑が出演する頭痛薬のCMでも、白目をむいて変顔をさらしていますが、ああいう飾らないところが女性に受けるんだと思います」(芸能リポーターの川内天子氏)

 美人の時代はもう終わり。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波