故・橋田壽賀子「文化財団」から約1100万円着服…ネコババ女の大胆手口とカネの使い道
<主人は2億8000万円ほどの遺産を残してくれたんです。私はその遺産で悠々自適な暮らしをしたかったんですけれど、主人はその資金で私の名前を冠した財団を設立し、ドラマに恩返ししろと。でも、財団をつくるには2000万円ほどが不足していました。そうしたら(プロデューサーの石井)ふく子ちゃんが、『1年間続くドラマを書けばTBSが貸してくれるから書きなさい』って。簡単に言いますけれど、4クール分の脚本ともなれば、家族が多くないと持たない。そこで女の子5人に、定年間近のお父さんとお母さんの一家を描けばどうにかなるだろうって考えたんです。思いつきでしたが、5人もいると各世代が抱える悩みや不安が書ける。永久に書けるんですね>
信頼していた経理担当が、長年にわたって財団の金を着服していたとは、今ごろ橋田さんも草葉の陰で泣いているのではないか。