「白医」下村敦史著

公開日: 更新日:

「白医」下村敦史著

 患者3人を安楽死させたとして罪に問われたホスピスの医師・神崎は、法廷で沈黙を貫く。

 死んだ患者の1人、プロボクサーの雅隆はがんが全身に転移していた。妻の多香子が息子を伴い足しげく見舞いに通ってきていたが、神崎は雅隆から「先生……多香子の表の顔にだまされないでくれよな」と言われる。やがて病状が進行し、痛みに苦しむ雅隆は「先生の手で俺を死なせてほしい」と執拗(しつよう)に懇願してくる。そんなある日、神崎は「あなたが生きていたらいい加減迷惑なの!」と病室で夫を責め続ける多香子の激しい言葉を聞いてしまう。

 一方、神崎を告発した後輩医師の高井は、ALSの患者・真葵から人工呼吸器を外して欲しいと頼まれ、困惑する。

 死を目前にした患者と向き合う医師の懊悩(おうのう)を描く医療ミステリー。 (講談社 869円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  3. 3

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  1. 6

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 7

    Cocomiと男子バレー小川智大の結婚に立ちはだかる母・工藤静香の“壁” 「日の丸ブランド」認めるか?

  3. 8

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  4. 9

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  5. 10

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声