女子生徒のスーツ着用は禁止! ダンスパーティー参加を拒んだ米フロリダ州の学校に賛否

公開日: 更新日:

「規則は規則、守るべき」なのか、「女子生徒のスーツ着用禁止は性差別」なのか。

 米フロリダ州の学校のプロム(卒業記念ダンスパーティー)で、ブラックスーツを着た女子生徒が、学校当局から「ドレスコード違反」として参加を許可されず、物議を醸している。

 5月11日に開催されたプロムに学校職員から参加を拒否されたのは、同州ネープルズのチャータースクール(公立独立校)「メイソン・クラシック・アカデミー」に通うソフィー・サヴィッジさん(16=写真)。

 同級生らがSNSなどで、学校側の規則一点張りの対応を批判したため急拡散。地元テレビや全米メディアが取り上げたため、賛否を呼んでいる。

 学校当局は、生徒にも保護者にも「女子生徒は『フォーマルなイブニングガウン』または『カクテルドレス』を含む『ワンピースの服装のみ』」というドレスコードを事前に明示していると主張。生徒を平等に扱うためにも違反は認めないとしている。

 米国では2022年に「公立独立校で女子生徒にスカート着用の義務付けは性差別に当たる」という判決が下された。

 ソフィーさんの保護者は学校側と法廷で争うつもりはないというが、今回の出来事を契機に「みんなが自分らしくいられるように、ドレスコードの変更を検討してほしい」としている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?