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天野篤順天堂大学医学部心臓血管外科教授

１９５５年、埼玉県蓮田市生まれ。日本大学医学部卒業後、亀田総合病院（千葉県鴨川市）や新東京病院（千葉県松戸市）などで数多くの手術症例を重ね、０２年に現職に就任。これまでに執刀した手術は６５００例を超え、９８％以上の成功率を収めている。１２年２月、東京大学と順天堂大の合同チームで天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀した。近著に「天職」（プレジデント社）、「１００年を生きる　心臓との付き合い方」（講談社ビーシー）、「若さは心臓から築く新型コロナ時代の１００年人生の迎え方」（講談社ビーシー）がある。

天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」

「ロス手術」は将来的に再手術が必要になることもある

公開日：2016/06/23 17:00　更新日：2016/10/17 04:37

順天堂大学の天野篤教授（Ｃ）日刊ゲンダイ

「ロス手術」と呼ばれる術式があります。主に大動脈弁疾患（大動脈弁狭窄症・大動脈閉鎖不全症）に対して行われる手術で、１９６０年代に英国の心臓外科医ドナルド・ロスが考案しました。

　傷んでいる大動脈弁をすぐ隣にある自身の肺動脈弁と取り換え、取り除いた肺動脈弁には別の弁を置換しま…

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【連載】天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」

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