心臓を守るために「ナッツ」や「果物」は毎日食べたほうがいいのか
「心臓を守る食事」についてのさまざまな研究が、近年、世界中で盛んに行われています。今年3月には、権威ある医学誌「ネイチャー・メディシン」に、食事と心臓病の関係を世界規模で解析した大規模研究が発表されました。
マサチューセッツ総合病院などの国際研究チームが1990年から2023年までの世界204の国や地域のデータを基に、虚血性心疾患の死亡・障害負担(生活への支障や健康寿命の損失)のうち、食事リスクに起因する割合を推計し、果物、野菜、全粒穀物、ナッツ、塩分、加工肉など13種類の食事因子を個別に分析した結果、人口10万人あたりの死亡率において心臓病死を招いた主因のトップ4は、1位「ナッツ・種実類の摂取不足」(10万人あたり9.87人)、2位「全粒穀物の摂取不足」(同9.22人)、3位「果物類の摂取不足」(同7.25人)、4位「ナトリウム(塩分)の取りすぎ」(7.15人)という結果でした。
心臓血管病の予防において、「塩分の制限」はかねて広く認知されています。しかし、今回の世界的な大規模研究では、「○○の取りすぎ」よりも、「○○が足りていない」ことのほうが心臓にとってより大きな死亡リスクになっているという興味深い結果が判明したのです。


















