中高年の運動不足にクレアチンのサプリメントが有効? 運動ほとんどなしでも筋肉増量
「クレアチン」というのは、数種類のアミノ酸から体内で作られている成分で、筋肉のエネルギー源のひとつとして使用されています。肉や魚などの食品にも含まれています。
このクレアチンをサプリメントとして取ることが、「運動のパフォーマンスを上げる」としてアスリートの間で流行し、今では筋トレをする多くの人に使用されています。
一般の人が過剰にクレアチンを摂取することは、腎臓などに負担をかける可能性があるのであまり推奨は出来ませんが、筋肉量が減少する高齢者ではその治療に結び付く可能性があるとして注目されています。
今年のスポーツ医学の専門誌に掲載された論文では、アメリカで、45歳から65歳の普段あまり運動をしていない一般住民64人を対象として、クレアチンのサプリメントを1日10グラム使用した効果を12週にわたって検証しています。その結果、クレアチンのサプリメントを使用していると、運動をほとんどしていなくても、筋肉量が増え、筋力や持久力が増加する効果が確認されました。認知機能の指標にも、一部で改善効果が認められました。もちろん、運動することによって筋力はより向上するのですが、クレアチンを飲むだけでも運動に近いような効果があったのです。
その安全性にはまだ検証が必要ですが、中高年の体力の低下には、サプリメントが有効な可能性があります。



















