(2)サバ缶「週2回」で大腸がんリスクが34%低下
サバやイワシなど脂の乗った青背の魚は、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。EPA、DHA、DPAという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。それらがオメガ3脂肪酸で、慢性炎症を抑える作用があり、がん予防との関連も報告されています。
2021年、「Nature Communications」という雑誌に、EPA、DHA、DPAなどの血液中の濃度と死亡リスクとの関係を調査した17の前向き研究を総合して解析した(約4万2000人を中央値で16年追跡)論文が掲載されました。前向き研究とは、最初に血液や生活習慣などを調べておき、その後何年も追跡して、病気の発生や死亡を比較する研究方法です。
その論文の内容によると、これらの血液中の濃度が高い人は、低い人に比べて、全死亡のリスクが15~18%低く、がんによる死亡リスクが約10%低くなっていました。
また、この論文以外でも、オメガ3脂肪酸を多く取っている人は、乳がん、肺がん、大腸がん、膵臓がんなどの発症リスクが低い傾向が報告されています。ただし、サプリメントで補う臨床試験では、はっきりしたがん予防効果は示されていません。魚という「食品」で取ることが大切です。


















