50億円マネロンで再逮捕へ…東大院卒・日本語学校創設者のオモテとウラ
■「日本華僑不動産協会」を設立
豊原容疑者は中国福建省出身で、旧名は魏大比という。1998年に留学生として来日し、東大大学院在学中の2004年に学習塾を立ち上げ、日本語学校をはじめ、アニメ、ファッション、経理の専門学校を次々展開。コロナ禍前のピーク時には学生数約6000人、教師600人以上の一大グループに急成長させた。21年には日本在住の華僑華人と「日本華僑不動産協会」を設立。逮捕を受け、先月13日に解任されるまで監事を務めるなど、中心的な役割を担っていた。
豊原容疑者は昨年、中国語の語学雑誌のインタビューで中国と日本の学生の違いについて、こう話していた。
<日本人は社会に出る際には、はっきり言って飢えることはありません。しっかりと日本の企業に就職すれば、一生働くことができます。一方、中国の人々は生き残るための努力をしなければなりません。この意気込みの面では、明らかに違いがあるでしょう>
記事によると、豊原容疑者は昨年、長年にわたり中国語教育や中国文化の普及に多大な貢献をしたとして、「日本華僑華人総会連合会」から表彰されたという。その一方で、日本社会で生き残るために反社会的勢力と絆を深め、詐欺グループの片棒を担いでいたのか。