小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意

公開日: 更新日:

 妙にキリッとした顔つきだった。

 自公で過半数割れとなった衆院選から一夜明けた28日、小泉進次郎選挙対策委員長(43)が辞任を表明。党本部の臨時役員会後、口を真一文字に結び「今、石破茂党総裁に会い、結果の責任を受けて辞表を提出し、受理された」と言葉を絞り出した。どこか演技がかった表情で「選挙の結果は選対委員長の責任だ。全て私が責任を取る」と発言。潔い態度に見えなくもないが、どうも思惑がありそうだ。

「敗因の分析や総括ができていないのに辞任とは、タイミングが早すぎです。『全て私が責任を取る』とは聞こえはいいですが、じゃあ、選挙を仕切っていた森山幹事長や、選挙の顔だった石破総理の責任はどうなるのか。進次郎さんは総理や森山さんが責任を取る必要はないと強調しましたが、周囲からは『選対委員長が引責辞任するなら幹事長も総理も責任を取れ』と言われかねない。要するに、大惨敗を喫した石破執行部の役員に居座ってもメリットがないと踏み、サッサと辞めたのでしょう。“泥舟”から逃げたわけです」(自民党関係者)

■2000万円問題は「我関せず」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった