著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

光クラブ事件(6)感情を捨てた山崎晃嗣の「復讐」

公開日: 更新日:
山崎晃嗣が通った東京大学(C)日刊ゲンダイ

 東大に復学した山崎晃嗣は、学徒出陣前の学生とは全く別人のような振る舞いに出ることになる。上官たちに体よく利用された怒りを、自らの人生で復讐していくという形をとる。東大生としてとてつもなく壮大な計算をする。履修した全科目で「優」を取ることに挑んだ。この全優は、東大法学部の歴史でも… 

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