「高校生を指名するのが怖くなった」…プロ球団ベテランスカウトが漏らす苦悩と本音

公開日: 更新日:

 プロ野球選手を志す高校球児たちのアピール場となる夏の甲子園がいよいよ大詰めを迎える。
 
 これまではプロのスカウトたちに良いプレーを見せようと懸命になる選手が大勢みられたが、「プロに行けるうちに行っとけ」と考える指導者や選手、その保護者は近年、減少傾向にあるようだ。
 
 決勝進出を決めた仙台育英(宮城)のバッテリーや、徳島商(徳島)、北海(北海道)、沖縄尚学のエースらも大学進学や社会人への道を選ぶという。
 
 考え方が変わったのは高校野球関係者だけではない。あるベテランスカウトのひとりは、「大卒が当たり前になっているし、日本の景気も悪い。高校生を指名するのがおっかなくなりました」と言い、こう続ける。

「若い頃は、『もしかしたら化けるかも……』というような確実性のない選手でも、球団にダメ元で猛プッシュしていました。ドラフト下位で獲得した選手が大化けしてくれたら、自分の評価がハネ上がる。野心に燃えていた時代もありましたが、今は違います」

■スカウトはさながら親代わり

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  2. 7

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  3. 8

    トランプ米国にすり寄る高市首相の寿命を“値踏み”…自民党内で加速する派閥再興へのシタタカな計算

  4. 9

    小沢一郎氏に聞いた(前編)衆院選での中道惨敗、自身まさかの落選と今後

  5. 10

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学