「ひとり温泉 おいしいごはん」山崎まゆみ著

公開日: 更新日:

「ひとり温泉 おいしいごはん」山崎まゆみ著

 ひとり温泉旅の魅力を伝えるエッセー。

 著者がひとり温泉旅で大切にしているモットーのひとつは、宿泊先だけは決めておくが、細密なスケジュールは組まず気持ちが赴くままに旅する「気ままさ」だという。前半はそんな5つのモットーをはじめ、宿選びや持ち物など具体的なアドバイスをする準備編。

 後半は、2024年の最初の旅となった山形県の湯野浜温泉をはじめ、宮城県の松島温泉や熊本県の黒川温泉の旅など、ひとり温泉旅を満喫する紀行エッセーを収録。

 気持ちがいい、癒やされるだけにとどまらない、ひとり温泉だからこそ味わえる温泉情緒と、旅館の名物料理だけでなく、ひとり旅の身軽さを生かしてたどり着く地元の美味。いいこと尽くしのひとり温泉旅の極意を公開。

(河出書房新社 891円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…