「ひとり温泉 おいしいごはん」山崎まゆみ著

公開日: 更新日:

「ひとり温泉 おいしいごはん」山崎まゆみ著

 ひとり温泉旅の魅力を伝えるエッセー。

 著者がひとり温泉旅で大切にしているモットーのひとつは、宿泊先だけは決めておくが、細密なスケジュールは組まず気持ちが赴くままに旅する「気ままさ」だという。前半はそんな5つのモットーをはじめ、宿選びや持ち物など具体的なアドバイスをする準備編。

 後半は、2024年の最初の旅となった山形県の湯野浜温泉をはじめ、宮城県の松島温泉や熊本県の黒川温泉の旅など、ひとり温泉旅を満喫する紀行エッセーを収録。

 気持ちがいい、癒やされるだけにとどまらない、ひとり温泉だからこそ味わえる温泉情緒と、旅館の名物料理だけでなく、ひとり旅の身軽さを生かしてたどり着く地元の美味。いいこと尽くしのひとり温泉旅の極意を公開。

(河出書房新社 891円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解