自民党はいつ「石破降ろし」に動くのか? キーマンは麻生太郎、国民民主にもパイプあり

公開日: 更新日:

 公示前の247議席から56議席も減らす大敗を10.27衆院選で喫しながら、引責辞任せず、居座り宣言した石破首相。しかし、死屍累々となった自民党内には、石破執行部に対する怒りが渦巻いている。いずれ「石破降ろし」の動きが表面化するのは間違いない。

選挙直後ということもあり、まだ自民党内で『石破批判』の声は大きくなっていません。自公合わせても過半数割れという非常事態に直面し、権力闘争をする余裕を失っていることや、反主流派の牙城だった安倍派の衆院議員が次々に落選し、わずか20人に減ってしまったということもあります。しかし、もともと党内には『石破嫌い』が多く、『石破降ろし』のマグマはたまっている。反主流派はタイミングをはかっているはずです」(自民党関係者)

 いったい「石破降ろし」は、いつ勃発するのか。動き出すのは、来年春以降との声が多い。すでに「過半数割れの少数与党では、予算も成立しない。来年春、予算成立と引き換えに石破のクビを差し出すことになる」とのシナリオも取り沙汰されている。

 さらに、来年夏には、都議選と参院選が行われるため、それぞれの候補者から「石破首相では選挙の顔にならない」と、石破退陣を求める声が噴出しても不思議じゃないという。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲

  2. 2

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  3. 3

    暴走する進次郎コメ担当大臣ブチ上げ 備蓄米放出「随意契約」は「大混乱生む」と専門家が危惧

  4. 4

    江藤拓前農相は米高騰の“黒幕”には使い勝手がよかった

  5. 5

    シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(14)日本陸軍は使いづらい兵隊を激戦地へ懲罰召集していたのだった

  1. 6

    農水省「米対策集中対応チーム」にも“裏ミッション”…進次郎農相コメ値下げプランを阻む壁

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    ピンチヒッター進次郎農相にのしかかるコメ高騰対策「2つの大難題」…農林部会長時代は改革にことごとく頓挫

  4. 9

    備蓄米狂騒で進次郎農相ハイテンションだが…早くも剥がれた「弱者イジメ」の化けの皮

  5. 10

    文書を処分したか?の問いを完全スルー…財務省の答弁で透けて見えた「やはり文書はある」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  3. 3

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  2. 7

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 8

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  4. 9

    千葉工大が近大を抑えて全国トップに 「志願者数増加」人気大学ランキング50

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由