中日・井上新監督が抱える「中田翔」というジレンマ…復活に期待も世代交代の障害になりかねない

公開日: 更新日:

「立浪監督から引き継ぐ責任は重大。我慢、勇気、持ち前のチームを明るくするという長所を前面に出しながら、チームを作れれば」

 昨10日、中日の井上一樹新監督(53)が就任会見でこう意気込んだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 2022年からチームを率いた立浪監督は3年連続最下位に沈み、再建の道半ばで退任した。「強竜復活」へ新指揮官への期待が高まる中、中田翔(35)の起用法に注目が集まっている。

 昨オフ、巨人からFA宣言し、3年総額10億円の大型契約を結んだ。打線強化の切り札として、立浪監督たっての希望で獲得したものの、今季は度重なる故障もあって、62試合出場で打率.217、4本塁打、21打点。大きく期待を裏切る結果に終わった。

「井上監督は、中田の復活に期待している。とはいえ今季は9月中盤からシーズン終了まで、19年ドラ1の石川昂弥が『4番・一塁』で試合に出続けた。82試合で規定打席未到達ながら、打率.272、4本塁打、25打点。来季に期待を持てる内容だったのは確か。実績を買って中田を使うのか、それとも将来性を見込んで石川を使うのか。石川は三塁も守れますが、三塁には福永や高橋が控えていますからね」(放送関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償