維新の仁義なき内ゲバ「馬場降ろし」激化で空中分解…橋下徹が号砲鳴らし、猪瀬直樹が追従

公開日: 更新日:

 総選挙で退潮があらわになった日本維新の会の内ゲバが激化している。獲得議席は38にとどまり、公示前勢力から5減。3年前の衆院選と比べ、比例代表の得票数は約300万票も減少し、比例区で10議席減らした。全国政党化どころか、中期目標に掲げる野党第1党奪取は遠のくばかり。

 馬場代表に対する突き上げはハンパなく、大阪組主導の「馬場降ろし」がヒートアップしている。

 30日の党国会議員団役員会で、大阪組重鎮の浅田均参院会長と猪瀬直樹参院幹事長が馬場と藤田幹事長(選対本部長)の引責辞任を要求。馬場は「議席が減ったのは事実だが、正しい方向に進みつつある」と強弁し、11日召集の特別国会への対応などを理由に突っぱねたという。

 国会中心の東京組と本拠地を構える大阪組の対立は今に始まったことではないものの、「馬場降ろし」の引き金を引いたのは創設者の橋下徹元大阪市長だ。何かと馬場批判を展開する中、投開票翌日、X(旧ツイッター)に〈馬場さん、代表辞任しないの?〉などと投稿。「馬場降ろし」の号砲が鳴った。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」