《西武》1位で怒涛の遊撃手「指名三連発」は“ポスト源田”の枯渇招いた投手重視ドラフトのツケの証し

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 ある意味、一貫性はあった。

 1位で怒涛の遊撃手3連発となったのが今季最下位の西武だ。

 5球団が競合した宗山をクジで外すと、外れ1位で指名した石塚も巨人に持っていかれ、外れの外れで斎藤を指名した。

 西武の遊撃には31歳の源田がいるが、「20年の1人の逸材」と言われる宗山を熱望し、その後も遊撃手の指名にこだわったのはナゼか。

 球団OBは「ポスト源田の指名にこだわった」とこう続ける。

「1位から5位まですべて投手を指名した昨年が顕著だったように、西武は近年、ドラフトでは投手を重視してきた。それが功を奏して投手陣は整備されたが、あおりを食ったのがここ10年のドラフトで1位指名は2人だけにとどまった野手です。源田は31歳。これから下り坂を迎えるにもかかわらず、後継者となる遊撃手が決定的に不足している。苦肉の策です。西武には中島が米国に移籍直後の2013年から源田が加入した17年まで、正遊撃手がおらず、日替わりでやりくりしていたトラウマがある。早急に源田の後釜作りに手をつけなくてはいけませんからね」

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