CL初のマドリード・ダービーは“世紀の大凡戦”になる!?
チェルシー(イングランド)─アトレチコ・マドリード(スペイン)戦の第2レグ(日本時間1日早朝キックオフ)がアトレチコの完勝に終わり、24日の決勝は「CL初のダービー」となった。王者バイエルン・ミュンヘンを倒したレアルとのマドリード・ダービーである。
堅守がウリのチーム同士の一戦は、地元チェルシーが有利と言われていた。実際、36分にFWトーレスが先制ゴールを決め、地元サポーターを狂喜乱舞させた。
ところが前半終了間際にアトレチコのFWロペスが同点弾。これで息を吹き返したアトレチコは後半15分にエースFWジエゴ・コスタがPKを決め、27分にはMFトクランがダメ押しゴール! 40年ぶりのCL決勝にコマを進めたのである。
■1年で計5試合
それにしても昨シーズのバイエルン―ドルトムント戦、02─03年シーズンのミラン―ユベントス戦、99─00年シーズンのレアル―バレンシア戦など「同国決戦」の例は少なくないが、やはり「オラが街のチーム同士」による欧州王者決定戦と言われてもピンとこない。