秋山監督には実績…CSで冴えた和田采配 「頂上決戦」の課題
■シリーズを知り尽くす秋山監督
ベンチの考えを選手がどれだけ理解しているかも、日本シリーズでは重要なポイントになる。
「89年から3年間、日本ハムで指揮を執った近藤(貞雄)監督は、『西武は中軸の秋山でも、ノーアウト二塁では右方向へ強い打球を打とうとすんだから、強いワケだよ』ってボヤいていました。もちろん得点差や展開にもよるが、ベンチがサインを出さなくても選手自身が状況を考えてプレーするチームは強い。秋山監督は自分の経験もナインに伝えるでしょう」(前出・黒江氏)
ちなみに巨人のV9時代は4番長嶋も、無死一、二塁ではセーフティー気味のバントで走者を送ったこともあるという。巨人とのCSでは采配が光った和田監督も、日本シリーズでは苦戦しそうだ。