初回9点でもヒヤヒヤ 阪神が怖がるソフトバンク打線の重圧

公開日: 更新日:

 初回に先発全員得点となる9得点、フツーなら試合を決めたといっても過言ではない。それでも一時は3点差まで詰め寄られるなど、ヒヤヒヤしながら逃げ切ったのが8日の阪神だ。

 鳥谷に5号2ランが飛び出すなど打線はソフトバンク先発のオセゲラを初回でKOしながら、この日は投手陣がピリッとしない。先発の榎田が三回途中6失点でマウンドを降りれば、2番手の鶴も2失点。試合後の和田監督は、不甲斐ない投手陣をやり玉に挙げた。

「一回で8点差なんだから、投げてる投手はある程度、抑えないと。情報は生かさなければいけないのに、情報を怖がってる。(ソフトバンクが)打つのは分かっているんだから。そこが反省点です」

 ソフトバンクはチーム打率(2割8分5厘)と総得点(259)が、いずれもリーグダントツ。指揮官も言うように、今年のソフトバンク打線が強力なのはだれでも知っていることだ。スコアラーは山ほど情報を集めたに違いないが、それを生かすどころか振り回され、結果として先入観に押し潰されてしまったということか。和田監督が嘆くのももっともだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に