二所ノ関部屋・大の里が未成年に飲酒強要疑惑…相撲部屋のイジメは永久になくならないのか?

公開日: 更新日:

 22日に相撲協会が明らかにした、大の里(23)の未成年との飲酒問題。大の里は十両だった昨年9月、未成年と知りながら同じ二所ノ関部屋の幕下以下の力士と酒を飲み、これが師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に発覚。協会に報告し、師弟ともども厳重注意処分を食らった。

 だが、23日に「デイリー新潮」が配信したネット記事によると、「19歳の幕下力士は部屋でいじめられており、大の里も加担。大の里は当該力士に無理やり酒を飲ませ、その様子を見て笑っていた」という。

 もしこれが事実ならば、未成年への飲酒強要に、イジメへの加担。程度の差はあれど、後輩に暴力を振るって引退を余儀なくされた元宮城野部屋の北青鵬と同じ、卑劣で陰湿な行為である。

 もちろん、大の里については真偽不明。ただ、相撲部屋におけるイジメについて、角界OBは「よくあることだし、この先もなくならない」と、こう続ける。

「生い立ちや年齢が異なる思春期の少年たちをひとつ屋根の下の閉鎖空間で生活させるのだから、トラブルが起こるのは当然ですよ。しかも、関取になれば付け人がつき、タニマチからもチヤホヤされる。大相撲は番付社会で、部屋頭の大の里、北青鵬はいずれも部屋で一番偉い存在。社会に出たことがない少年たちを勘違いさせるには十分です。大事なのはイジメが起こったことを師匠がいかに早く察知し、ケアできるか、です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い