なでしこがオランダ下しW杯8強 有吉先制、阪口が追加点
世界女王なでしこジャパン(世界ランキング4位)が、カナダW杯の準々決勝進出を決めた。
日本時間24日午前11時キックオフの決勝トーナメント1回戦の相手、オランダ(同12位)を2-1で下した。
前半10分、左サイドからMF宮間が左足でクロス。FW大儀見のヘディングシュートは、クロスバーを直撃して跳ね返った。相手DFのクリアボールに右SB有吉が駆け寄り、右足アウトにかけて強烈シュート! 先制弾が、ゴール左下に突き刺さった。
今大会前からコンディションも良く、1次リーグからキレ味鋭いプレーを見せていた有吉の先発起用がズバリ当たった。
オランダの持ち味は強力3トップ。欧州予選全47点中27点を3人で奪っている。試合序盤は3トップがスピードに乗った攻めを見せ、何度か日本ゴールを脅かす場面も見られた。しかし、前半20分になるとオランダ選手の足が止まり、単調な攻撃に終始するようになった。これを試合巧者なでしこは見逃さなかった。
21分のMF宮間の右足ダイレクトシュートに続いて左SB鮫島、MF宇津木、FW川澄、FW大儀見が次々とシュートを放ち、オランダ選手にプレッシャーをかける。