米で7選手が動く大型三角トレードが成立 “勝者”はどこ?
メジャーで7人の選手が動く大型トレードが成立した。
今回の主役はレッズの主砲トッド・フレイジャー三塁手(29)。まずは、レッズの強打者がホワイトソックスに移籍。ホワイトソックスからドジャースに若手投手と野手の3人が移り、レッズはドジャースから若手野手3人を獲得した。
今季のフレイジャーは打率2割5分5厘、35本塁打、89打点。2年連続でオールスターに選ばれ、ホームランダービーでは昨季に続いて決勝まで進出。メジャーを代表する強打者たちを抑えて初の栄冠を勝ち取った。
今オフのレッズは、170キロ守護神チャップマンのドジャース放出に動くなど、若返りによるチーム再建を図っている。来季終了後、フレイジャーはFAになるため、有望な若手を求めるレッズと、内野手の補強が優先課題だったホワイトソックスの思惑が一致した。
もっとも、フレイジャーの来季の年俸は825万ドル(約10億円)。実績の割には決して高くはないだけに、複数の米メディアは「レッズは売り時を誤った」とみている。