MLBが球団拡張 日本球界“マイナーリーグ化”拍車に懸念の声

公開日: 更新日:

 いよいよ、猫も杓子も海を渡る時代の到来か。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが14日(日本時間15日)、オールスターの行われたシンシナティで全米野球記者協会の会合に出席、将来的に現在の30チームから球団数を拡張することを示唆した。

「大リーグは成長産業であり、成長産業は長期的に拡大を目指すもの。リーグ拡張が可能な時期が来るという考えは受け入れられる」とは同コミッショナーだ。

 球団拡張の具体的な時期は明らかにしなかったものの、複数の米メディアによれば、すでにカナダのモントリオールやメキシコのメキシコシティーなど複数の都市が候補に挙がっているという。

 MLBの球団拡張は、デビルレイズ(現レイズ)、ダイヤモンドバックスが加わった98年が最後。当時はチーム数が増えたことで、選手の絶対数が不足した。特に投手不足は深刻で、本来ならメジャーのマウンドに上がるレベルにないロートルや若手を起用せざるを得ない状況だった。

 2球団が新設される前年の97年はチーム防御率が5点台だった球団数が3。ところが、拡張された98年は5、99年は9(うちロッキーズは6点台)、00年は10まで増えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは