大谷の移籍先めぐり 2チーム契約金枠増額で飛び交う憶測
二刀流による移籍先決断は先延ばしになりそうだ。
ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す日本ハム・大谷翔平(23)。書類選考で候補に残した7球団との交渉は5日(日本時間6日)までに終了。今後は最終候補を2球団程度に絞り、本拠地やキャンプ地の施設を視察した後、新天地を決めるとみられる。
早ければ今週中にも大谷獲得に成功した球団から正式発表があるといわれているが、米スポーツサイト「ファンラグ・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者によれば、二刀流の移籍先決定は週明けになるという。
各球団とも条件提示は済ませたとみられるが、ここにきてマリナーズ、エンゼルスの2球団が25歳未満の外国人選手への支払い可能な契約金枠を拡大。マリナーズ、エンゼルスともマイナーの有望株をトレードで放出し、それぞれ、255万7500ドル(従来は155万5000ドル)、231万5000ドル(同131万5000ドル)に引き上げた。
最終候補に残った7球団のうち、レンジャーズ、マリナーズ、エンゼルスの3球団はトレードによって契約金枠の拡大が可能(他の4球団は上限30万ドル)。大谷本人は金銭面でのこだわりはないとはいえ、複数の米メディアの間では「代理人が契約金のつり上げを狙っているのではないか」との臆測が乱れ飛んでいる。