権藤博さんの一言が…リリーフでひとりも抑えられず降板も、思わず笑ってしまったワケ
最多勝左腕・阿波野秀幸氏による「細腕奮闘記」(第61回=2022年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。
今回は本紙日刊ゲンダイで連載コラムを執筆する元横浜監督の権藤博氏について語られた最多勝左腕・阿波野秀幸氏による「細腕奮闘記」(第61回=2022年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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1998年シーズン、敗戦処理からスタートした私は次第に重要な場面で登板するようになった。
この年は主にリリーフで50試合に登板したものの、防御率は4.67と決して芳しくなかった。当時の他球団の主力のほとんどは左打者。広島しかり、巨人しかり。「対戦するバッターはいつもクリーンアップですよ。そこを評価してください」と、暮れの契約更改で言ったほどだ。
あれは横浜スタジアムの巨人戦だった。終盤リリーフでマウンドに登るも2安打され、ひとりも抑えられずに降板。松井秀喜には二塁打を打たれた。


















