「科学報道の真相」瀬川至朗著

公開日:

 近年の事例を題材に、科学報道が抱える構造的問題を考察したテキスト。

 福島第1原発事故ではマスメディアは連日、事故の最前線を取材し報道したが、人々の不信は募るばかりだった。政府や東京電力の会見などの「発表報道」に終始し、炉心融解など最悪のシナリオを語ることを避けているように感じたからだ。伝えて欲しいことが伝わってこないため、そこになにかの統制が働いているのではないかと読者や視聴者は疑った。こうした経緯を振り返り、科学報道が発表報道を克服できるか考える。さらにその3年後に起きたSTAP細胞報道、そして地球温暖化問題を巡る報道などを検証。

 科学報道の舞台裏を解説しながら、その問題点を分析する。(筑摩書房 880円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  2. 2

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  3. 3

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  4. 4

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  5. 5

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    抑え崩壊で接戦恐怖症 巨人最後の手段は「守護神・菅野」

  8. 8

    レアード離脱、優勝遠のき…日ハム清宮は今季終了まで一軍

  9. 9

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  10. 10

    歌手は引退するが…安室奈美恵に期待される“電撃復活”の日

もっと見る