五輪前に“予選落ち”寸前 伸びない7月ドラマは何が原因?
7月クールのドラマは視聴率が伸び悩んでいるが、リオ五輪が始まる前に“予選落ち”寸前のドラマは3本。
向井理が主演の「神の舌を持つ男」(TBS系)は3回放送の平均視聴率が6%ちょっとでゴールデン・プライムタイムでは最下位。“向井ブランド”の劣化ぶりが激しい。
「時をかける少女」(日本テレビ系)は初回こそ9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったが、第2話6.6%、第3話は初回の半分以下の4.6%にまでダウン。この急落ぶりはすごい。
「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)は松嶋菜々子の3年ぶりの主演ドラマで、今クールの一番の“期待株”。しかし、初回10.2%、第2話が7.7%と平均ではあっさり10%を割ってしまった。
なぜ数字がついてこないのか。
「『神の舌』はコメディーをはき違えていて、向井が舌を出すところが女性視聴者が気持ち悪がっていて笑えない。『時をかける』は原作から逸脱した部分が不出来で、キャスティングが弱い。松嶋は『家政婦のミタ』のようにキャラ立ちしていないし、本筋の物語に意外性がなさすぎる。暴論かもしれないが、この3本は五輪番組に切り替えて放送した方がいいかもしれない」(作家の松野大介氏)
「時を…」は全5話だから痛手が少ないが、3本とも、もうノックアウト状態か?