魚介、乳製品、コメも…猛暑が招く深刻「食糧クライシス」

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 バターや脱脂粉乳の高騰も同じ原理だ。農水省の資料によれば、14年度(4-6月)の生乳生産量は前年同期比の3・2%減。昨夏の猛暑で、妊娠・出産が予定通り進まなかったり、搾乳量が減少したためだとみられている。

 酪農経営にとって不可欠な飼料が世界的な異常気象で不作なのも大きい。トウモロコシの産地である米国カリフォルニアはいま大干ばつに見舞われている。日本の家畜農家は飼料をほぼ輸入に頼っている。メーンのトウモロコシの86%(11年)は米国から仕入れているだけに、かなり痛い。

 主食であるコメも心配だ。10年の猛暑時には、高温でコメの内部が白濁する“異常”が発生。昨年も同様の被害が報告されている。

 消費者問題研究所の垣田達哉代表はこう言う。

「異常気象のせいで魚の不漁やコメの質の低下などが年々問題になっています。農家の廃業も深刻で日本は第1次産業を放棄してきたツケが来ている。そうなると輸入に頼るしかなくなりますが、天候不良は世界的な問題ですから、簡単には輸入できなくなる。できたとしても高い価格で買わざるをえなくなるでしょう」

 魚介も肉も乳製品もコメもダメ。まさかそんな時代がやって来ようとは……。

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