阪神ファイナルS王手も 負ければ「和田続投」批判噴出は確実
セ・リーグクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦が11日、甲子園で行われ、セ・リーグ2位の阪神が同3位の広島を1―0で下した。阪神は0-0で迎えた6回裏、福留が均衡を破るソロを放つ。投げては先発・メッセンジャーが8回無失点の快投。最後は守護神・呉昇桓が締め、1点を守った。
阪神はこれでファイナルステージ進出へ王手をかけた。ところが阪神OBは、こんな懸念の声をあげているという。
「この時期に続投が決まっても、CSで敗退したら大変なことになるんじゃないか」
CSファーストステージ開幕前日の10日、阪神は坂井オーナーが和田監督に来季続投を要請。和田監督はこれを受諾し、1年契約で指揮を執ることが決まった。和田監督は「優勝を逃した責任を感じている」としながら、「お話をいただいてもう一度という気持ち」と決意を新たにした。
一方、「十分納得できる成績だったかというのはある」と話した坂井オーナーは、和田続投に心底納得していないのかもしれない。8月下旬に南球団社長が「続投が基本線」と公表した直後の9月上旬に6連敗。昨年に続く「9月病」に、坂井オーナーは大きな不安を抱いたそうだ。