アルガルベ杯“有言実行”2G なでしこFW横山の評価急上昇
女子サッカーの国際大会アルガルベ杯(ポルトガル)で日本代表「なでしこジャパン」が、3戦目をノルウェーと戦って2―0の完勝(日本時間6日午後11時45分開始)。通算成績を2勝1敗とした。
殊勲者は言うまでもない。2ゴールを挙げたFW横山久美(23)だ。
東京都多摩市出身。14年、15年の2シーズンで女子リーグ2部の長野パルセイロで計46試合65得点の荒稼ぎ。15年はチームの2部優勝・1部昇格の立役者となり、16年は1部で18試合16得点を挙げた。身長155センチ、体重52キロ。ズバぬけたフィジカルではないが、ドリブル突破、ピンポイントで合わせるセンス、ゴール嗅覚など国内選手トップ。負けん気も強く、2戦目アイスランド戦で20歳の長谷川唯が2ゴールを挙げると「次は私が決める」と宣言。有言実行で評価急速アップだ。
「横山の1点目をアシストした20歳のFW籾木結花、横山、長谷川の3人が存在感を示すとピリッとしなかったMF阪口夢穂(29)、MF宇津木瑠美(28)、そしてDF川村優理(26)といった代表常連選手のプレーも良化していった。可能性を秘めた若手を積極的に発掘し、どんどん実戦に投入して世代交代を促進していくことが、女子代表のレベルアップにつながる」(サッカージャーナリストの六川亨氏)
大会最終日の順位決定戦は、日本時間8日午後11時45分キックオフだ。