鈴木良平氏が異論 「代表監督は日本人に限る」風潮は尚早

公開日: 更新日:

 ポスト西野監督に注目が集まる中、W杯の準決勝と決勝を視察して17日に帰国した日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長(60)は「(誰かに)オファーを出したとも、出してないとも言えない。慌てて決めるものではないが、最終的な詰めのところにきていると思います」とコメント。森保五輪代表監督(49)については「日本人の中では実績ナンバーワン監督。だからこそ五輪の監督に選んだ」と前置きした上で「今のところはそれ以外、何ものでもないと思っています」と明言を避けたが、森保代表監督体制が既定路線といわれる中、ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏が異論を唱える。

  ◇  ◇  ◇

 就任2カ月ちょっとでロシアW杯の本大会を迎え、大きなプレッシャーの中で西野監督はMF香川、左MF乾、司令塔MF柴崎らを中心にけれんみのない攻撃を展開し、決勝トーナメント進出を決めた。しかし――。

 だからといって「日本代表の監督は日本人に限る」という風潮はいかがなものか。JFA公認S級ライセンス保持者も450人を超え、優秀な人材が多く輩出されていることは知っている。しかしながら、世界の修羅場を経験した指導者を探そうと思った時、外国人指導者を排除するのは賢明とはいえない。まだまだ日本サッカーは「外国の英知を参考にしながらレベルアップを図る」のがベストではないだろうか?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異