黒田博樹が語っていた新井貴浩の“凄いところ” それは本人の魅力に繋がっていると思う
私から見ても、やりすぎじゃないかと思いつつ、復帰した以上は、絶対にカープの選手として認められたいという強い覚悟が伝わってきました。
足腰を鍛え直した効果は、成績となって表れました。昨年、開幕当初は代打での起用が主でしたが、4月には4番に定着。その後は中軸を担い、2年ぶりに規定打席に到達。そして今季は、主に4番として打率.304、18本塁打。97打点はリーグトップを走り、11年以来となる打点王も視野に入れています。4月には通算2000安打を達成し、名球会の仲間入りを果たしました。
私が現役で一緒にプレーしていたころは、一塁守備の際にアウトカウントを間違えて一塁コーチにトスし、ボールが転々とする間に走者の生還を許したこともありました。
こんな“珍プレー”もあった一方で、山本浩二さんが監督だった時代に新たな4番を任されてからは、当時ブルペン捕手だった水本勝己さん(現二軍監督)と毎日欠かさず早出特打をやっていたそうです。水本さんは「阪神に移籍するまで続けた」と言っていました。打てずに苦しんだ時期もありながら、妥協することなく努力を重ねてきたからこそ、今があるのでしょう。


















