「理化学研究所 100年目の巨大研究機関」山根一眞著

公開日: 更新日:

 日本の基礎科学を支えてきた理化学研究所では、現在、約450の研究室で3000人もの研究者が最先端の研究を続けている。創立100周年を迎えた同研究所の歴史を踏まえながら、その研究の一端を紹介するサイエンス・リポート。

 日本科学界の悲願だった新元素発見を達成した「ニホニウム」合成に至る13年半に及ぶ苦闘、そのニホニウム誕生の場でもあり、原子核物理から植物の品種改良までこなす巨大地下実験施設「RIビームファクトリー」、10億分の1メートルの世界がくっきりと見える「SPring-8」、そしてiPS細胞による再生医療など、70人以上の研究者の話から日本の科学力がつくりだす未来が浮かび上がる。(講談社 940円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?