「テクノ・リバタリアン」橘玲著

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「テクノ・リバタリアン」橘玲著

 テクノ・リバタリアンとは、道徳的・政治的価値の中で自由をもっとも重要だと考える「自由原理主義者」(リバタリアン)の中でも、極めて高い倫理・数学的知能を持つ人たちのこと。現代におけるその代表がイーロン・マスク氏やベンチャー投資家のピーター・ティール氏だという。

 GAFAなどプラットフォームの創業者やAI、ビットコインなどで使われるブロックチェーンの開発者もみなテクノ・リバタリアンだそうだ。

 科学とテクノロジーが指数関数的に高度化した現代では、孔子や仏陀、カントやマルクスらの思想はすべて過去の遺物となり、世界を変える思想はリバタリアニズムだけになったと著者は言う。

 本書は、テクノ・リバタリアンが世界をどのように導こうとしているのかを解説した啓蒙(けいもう)の書。

(文藝春秋 990円)

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