「やってはいけない眠り方」三島和夫著

公開日: 更新日:

 誰もが抱える眠り方についての疑問を国立精神・神経医療研究センター部長が一問一答式でわかりやすく解説した一冊だ。

 雑学としても知っておきたい話が並んでいる。たとえば、コーヒーは眠気覚ましに良いとされるが、具体的にどんな効果があるか知らない人も多いはず。本書によれば、コーヒーに含まれるカフェインは飲んでから30分ほどで効き始め、4~5時間程度効果を発揮するという。ただし、寝る3時間前にコーヒー3杯分にあたる200ミリグラムのカフェインを取ると、体内時計が40分ほど遅れるらしい。

 また、分断された睡眠はトータルの睡眠時間が十分でも睡眠の恩恵が十分得られないという。酒場での雑学披露のためにもおすすめ。(青春出版社 850円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も