台風25号直撃の千葉・印旛沼は堤防決壊で浸水被害…10月も大雨襲来&首都圏直撃の懸念

公開日: 更新日:

 台風25号が21日に降らせた大雨の影響が、長期化しそうだ。

 24日は新たに、神奈川県で1人の死亡が確認された。死者は計11人(千葉県7名、神奈川県4名)となり、行方不明者3人の捜索が続いている。

 千葉県内では各地で、浸水被害が起きている。北部の印旛沼では堤防の2カ所が決壊し、住宅や田んぼなど広範囲が浸水。また、県内約1万1270軒(25日午前4時時点)で停電が続いている。

 とにかく、降水量が尋常ではなかった。千葉県では、船橋、佐倉、千葉、鴨川などの県内14地点で、48時間降水量が観測史上最大を記録した。中でも千葉市中央区では419.0ミリを観測。千葉の9月の平年降水量は204.7ミリで、わずか2日間で1カ月分の約2倍に相当する猛烈な大雨が降ったのだ。

 先月の「千葉豪雨」に続き、なぜ千葉は再び大雨に見舞われたのか。三重大大学院教授の立花義裕氏(気象学)はこう話す。

「大雨の原因のひとつは、やはり地球温暖化です。今年は太平洋全体の海面水温が歴史的な水準で高く、台風25号が大量の水蒸気を吸い込んで発達していきました。さらに、台風が日本に接近したところで西向きから東向きに方向を変え、その際にスピードがダウンして雨を長時間降らせたのです。また、秋雨前線が停滞し、台風が大量の湿った空気を送り込んだという側面もあります。秋雨前線と台風が重なり、まとまった雨を降らせることは従来でも起きていた現象ですが、地球温暖化により、これまでと比べ、ケタ違いの激しい雨になっているのです」

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