学者・法曹300人決起 安倍政権はすべての知性を敵に回した

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“一斉行動”のすごい点は、ジャンルの異なる専門家が、それぞれまったく別のアングルから安倍批判をした点だ。

 社会学者の上野千鶴子氏(東大名誉教授)が「立憲主義の危機だけじゃない。知性の危機、学問の危機、大学の危機に私たちは同感して一斉に立ち上がったのです」と言えば、政治学者の山口二郎氏(法大教授)は「安倍政治は野蛮そのもの。文明対野蛮の対立だ」と言った。宇宙物理学者の池内了氏(名古屋大名誉教授)も「大学が軍事研究の拠点になろうとしている」と指摘した上で、「我々学者がいかに抵抗するか。これは長期戦になる」と徹底抗戦の構えを示した。また、創価大教員の佐野潤一郎氏は「中国など近隣諸国との友好関係を壊し、脅威や不安を煽る安倍政治の本質は人権侵害だ」と言った。

 たとえ安保法案を強行採決で成立させたとしても、反対運動のうねりはどんどん大きくなるし、長期化する。実は、法曹関係者、学者の大同団結に続いて、文化人やジャーナリストらも合流する動きがあり、今週末には国会前で10万人規模のデモが呼びかけられている。彼らに共通するのは、反知性の野蛮政府を打ち倒し、安保法制を葬り去ることだ。安倍首相がいくら国民の声を無視しようとも、もはや、耳を塞ぐことはできないだろう。

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