トランポリンの女子エースがSNSでスポンサー募集の悲痛…識者は「明治時代のスポーツ黎明期と一緒」

公開日: 更新日:

「助けてください」

 “SOS”の絵文字と共に身のXにそう投稿したのはトランポリン日本代表の森ひかる(25)。昨年のパリ五輪で6位入賞を果たした女子のエースが、「今年から世界大会遠征費・日本代表ウェア代・国内合宿費などが自己負担に…」と綴り、苦しい懐事情を告白。「スポンサー・ご支援を募集中です!」「ファンクラブもあります!! ご入会いただくことで、活動費となります!!」と投稿し、金銭面での支援を呼びかけた。

 ここ数年、SNSで支援を嘆願するアスリートが増えている。

 パリ五輪フェンシング女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した宮脇花綸(28)はパリ大会8カ月前に遠征費を稼ぐため、賞金が出るテレビのクイズ番組に応募。賞金300万円を獲得し、遠征費用に充てたことが話題になった。その後も自身のインスタグラムで「海外8大会はほぼ自腹」「協会スポンサーはいつでも大大大募集中です!」と投稿。改善されない金銭事情が明るみになった。

 バドミントン混合ダブルス五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27)も今年1月に日本代表を辞退することをSNSで発表。協会の財政悪化による強化費縮小で協会派遣選手から外れたこと、遠征費の自己負担が増えたとを明かすと、協会に匿名の高額寄付者が現れとニュースになった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ