R&Iファンド大賞2025最優秀賞「三井住友・配当フォーカスオープン」は20年で400%超の運用実績
4月25日に格付投資情報センターが「R&Iファンド大賞2025」を発表した。さまざまな観点からアクティブファンドを評価するもので、今年で19回目。運用期間によって「投資信託20年部門」「投資信託10年部門」「投資信託部門」(3年)に分かれる。
特に「20年部門」は、2008年のリーマン・ショックや2015年のチャイナ・ショックなどを乗り越えて、運用成果を残してきた。危機にも強いファンドといえそうだ。また、各部門は投資対象によってカテゴリーに分けられている。
たとえば、「投資信託20年部門」の「国内株式高配当」カテゴリーで最優秀賞を獲得したのは「三井住友・配当フォーカスオープン」だ。2004年に設定され、予想配当利回りや配当性向に着目して銘柄を選定。
分配金込みの運用実績は10年で約197%、20年では約365%に達している。同ファンドは「投資信託10年部門」「投資信託部門」でも最優秀賞を獲得しており、運用期間を問わず、好成績を残していることがわかる。
一方「投資信託20年部門」の「国内中小型株式」カテゴリーの最優秀賞は「三井住友・中小型株ファンド」だ。中小型株の中には、高い成長が見込める銘柄も多いが、大型株に比べて値動きが大きいため、個人では投資先の選定が難しい。こうした分野こそ、投資信託のメリットが生かせるともいえる。同ファンドは、2003年9月に設定され、過去10年の運用実績は約168%、20年で約483%となっている。