ソフトバンクが「記録的自滅」で自力優勝消滅 オリにM7点灯

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「目もあてられない」とはこのことだろう。ソフトバンクが咋25日の楽天戦で「記録的自滅」による逆転負けを喫した。2点リードで迎えた七回1死一、二塁。森に代わって五十嵐がマウンドに上がったが、これが大誤算の始まりだった。

 ジョーンズを5球で歩かせ満塁にすると、嶋へのストレートの四球を含めた2連続押し出し。その後、2死にこぎつけたものの、再び岩崎、西田に連続押し出し。五十嵐は41球中半分以上の23球がボール球で、4押し出しを含む5四球の大乱調。この「独り相撲」にヤフオクドームに集まった3万3217人のファンは両手を合わせ祈るばかりだった。守るナインも開いた口がふさがらないのか、ほとんど声をかけることもなく、呆然と見守るしかなかった。

 この敗戦で2位オリックスとのゲーム差は0・5に。自力優勝の可能性が消滅し、逆に8試合を残すオリックスにマジック「7」が点灯した。

 試合後、五十嵐は「マウンド上で(自分の投球が)修正できなかった。申し訳ない」と肩を落とし、秋山監督は「(五十嵐は)期待して使っている。回の途中からまたいでいくのは最初から(頭に)あった」とムッツリ。

 こんな体たらくではソフトバンク、3年ぶりのリーグ優勝は……。

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