アマに最適 ツアー初V時松“ベースボールグリップ”の利点
【ダンロップ・スリクソン福島オープン】
首位発進の時松隆光(22)が逃げ切り、大会新記録の263ストローク(25アンダー)でツアー初優勝を果たした。
テレビ解説の青木功が「プレッシャー感じさせないスイング」と褒めたが、プロには珍しいベースボールグリップだった。
オーバーラッピングやインターロッキングという右手小指に力が入りづらいグリップが大半だが、「ボールが飛ばないと悩んでいるのならベースボールグリップがいい」と日刊ゲンダイの好評連載「スイング大革命」のゴルフドクター・松吉信氏がこうアドバイスする。
「75歳のシニアにベースボールグリップをすすめたところ、ドライバーが20ヤード以上も飛んで200ヤードを楽々と越えるようになりました。右手は指先でグリップする必要がなくバットを握るようにアバウトなのでリラックスして、手首も自然と使いやすくなる。右手は使っちゃいけないと習ったアマが大半ですが、ボールが飛ばない、スライスのミスばかりのアマはもっと右手を使ったほうがボールのつかまりもよくなる。ベースボールグリップはアマにも最適なのです」
注意点は右手と左手を離さないこと。練習場で試してみる価値大ありだ。