球団は高評価も 栗山監督“続投報道”はハムナインに効かず
7月に入って5連敗が2度、すっかり負けグセのついた日本ハムで21日、動きがあった。スポーツ紙が一斉に「栗山監督続投」と報じたのだ。
今季は二刀流の大谷を筆頭に、主力どころに故障者が続出。打率4割をキープしていた近藤は椎間板ヘルニアで手術。中田や中島も、ケガで登録を抹消されたことがあった。低迷の原因がハッキリしていて、球団フロントはここまで5年間でリーグ優勝2回、Aクラス4回の実績と手腕を高く評価しているという。
もっとも、この日の西武戦は左腕・菊池の前に七回途中まで8三振を食らうなど完敗。試合がほぼ決まった終盤の八回と九回に1点ずつ返し、5―8と3点差にするのがやっとだった。栗山監督に対するフロントの評価が妥当かどうかはともかく、「続投」がカンフル剤にならなかったことだけは確かなようだ。