身体は満身創痍でも 巨人・陽岱鋼に戦力以外の“付加価値”

公開日: 更新日:

 巨人陽岱鋼(30)が10日のヤクルト戦を欠場した。前日9日の阪神戦で六回に途中交代。この日は試合前の練習を行わなかった。練習後、村田ヘッドコーチは「陽? 登録を抹消していない? おお。それでええじゃないか」と言葉少な。鹿取GMは「そんなにひどくはないと聞いている」と軽症を強調したが、裏を返せば、ちょっとした違和感でベンチに引っ込んだことになる。気分屋の性格はチームにとって厄介だが、大西外野守備走塁コーチは以前、こう話していた。

「間に合わないのにガバッと高い送球で無理してバックホームして、打者走者に二塁へ行かれないように、陽には状況判断しようと言っています」

■先輩・新庄譲りの派手なプレー

 古巣・日本ハム関係者も、「先輩の新庄の影響を受けているから、プレーひとつ取っても、見せることを意識していて派手。その延長線上でスタンドプレーに走ることがある」と言っていた。前日の試合で、まさにそれをやった。五回1死二塁で、中前打の本塁返球が大きく上へそれ、生還を許しただけでなく、打者走者も二塁へ進んだ。これが失点につながり、テレビ解説していた阪神の岡田元監督に「エラーじゃないんですか?(記録は二塁打)あんなもんエラーですよ。あれをやられたら投手はたまりませんよ」とダメ出しを食らうお粗末プレー。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは