「子どもを幸せにする遺言書」倉敷昭久著
多くの相続の現場に立ち会ってきた著者によると、相続を巡る遺族間のトラブル「争族」のほとんどは、適正な遺言書があれば、避けたり、軽減したりできるそうだ。
本書は、遺言者の思いが伝わり、争族を回避し、子どもや家族がいつまでも仲良く、幸せに暮らせる遺言書の書き方を伝授するテキスト。
相続財産には、資産などの「正の財産」の他に、「負の財産」もある。借金や滞納された税金、そして連帯保証人の地位などの負の遺産を相続した場合、相続人は被相続人に代わって弁済しなくてはならない。
こうした相続の基礎知識から遺言書の基本ルール、そしてもめない遺言書を作るポイントまで。多くの争族ケースを紹介しながら分かりやすく解説。
(青春出版社 920円+税)