「子どもを幸せにする遺言書」倉敷昭久著

公開日: 更新日:

 多くの相続の現場に立ち会ってきた著者によると、相続を巡る遺族間のトラブル「争族」のほとんどは、適正な遺言書があれば、避けたり、軽減したりできるそうだ。

 本書は、遺言者の思いが伝わり、争族を回避し、子どもや家族がいつまでも仲良く、幸せに暮らせる遺言書の書き方を伝授するテキスト。

 相続財産には、資産などの「正の財産」の他に、「負の財産」もある。借金や滞納された税金、そして連帯保証人の地位などの負の遺産を相続した場合、相続人は被相続人に代わって弁済しなくてはならない。

 こうした相続の基礎知識から遺言書の基本ルール、そしてもめない遺言書を作るポイントまで。多くの争族ケースを紹介しながら分かりやすく解説。

(青春出版社 920円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁