「TIGERWORDS」舩越園子著
タイガー・ウッズはプロになる前から故障を抱えていた。2008年全米オープンの時は左膝損傷のままプレーし、クラブを杖代わりにしてバンカーから這い出すという状態で優勝した。
だが、15年にヘルニアの手術を繰り返し受けた後は、復帰の見通しは立たなかった。
「トンネルの向こう側に光が見えない」というウッズの言葉は、引退を示唆したものと受け止められた。
ウッズがその後、ゴルフコースの設計監修に明け暮れたことが、その見方に拍車を掛けた。しかし翌年、ウッズは「自分らしくあれ。自分の世界に居続けるんだ」というメッセージをライバルに送る。
壁にぶち当たった時に読みたい、タイガー・ウッズの48のメッセージ。
(徳間書店 1600円+税)