FカップがAカップを初めて上回る 日本人に“巨乳”増えたワケ
■巨乳化に伴う健康リスク
神藤氏が“ムダ”というのには訳がある。巨乳女子の増加に伴い、「乳がん」「子宮がん」リスクも高まっているというのだ。
「欧米の女性科学者が書いた『乳がんと牛乳――がん細胞はなぜ消えたのか』(径書房)の分析は衝撃的でした。欧米人は胸が大きい代わりに乳がんが多いという結果が出ているのです。乳製品、乳脂肪を含んだ製品を取り過ぎたり、トランス脂肪酸を好んで大量に摂取したりすると、女性ホルモンに影響を与え、おっぱいが異常に巨乳化し、乳がんなどを発症するというのです。Fカップでも、がっしりした体形であれば問題ありません。自分の体格とのバランスが重要です」
最近の日本人女性は「細いのにおっぱいだけ大きい」人が多い。これは日本の女性たちが体に異常を来しているとも考えられる。日本人女性の平均体形にもっともバランスがいいのは、「C・Dカップ」くらいなのだとか。
「妊娠、出産、授乳ができるバランスのいい健康な体形の女性が理想。おっぱいには本来、バランスよく乳腺を守るだけの脂肪がついています。痩せていれば『A・Bカップ』でもいいし、ぽっちゃりなら『Fカップ』以上でもいいのです。巨乳化は健康リスクも伴います。大き過ぎるおっぱいは苦痛だし、肥満と巨乳の女性は不妊が多いのも事実なのです」