錦織がBNPパリバOP4回戦へ 71分でミュラーを下す
「サーブもリターンも、今日は全部が良かった」――。
男子テニスの錦織圭(27)が満足そうに振り返った。
14日(日本時間15日)のBNPパリバ・オープン男子シングルス3回戦で世界ランキング28位のジレ・ミュラー(33=ルクセンブルク)と対戦。セットカウント2-0でストレート勝ちし、3年連続の16強入りを決めた。
この日の錦織は好調なサーブで終始、相手を圧倒した。第1セットは第3、第5ゲームでブレークを決め、5ゲーム連取して相手を寄せ付けない。
第2セットでも試合の主導権を譲らず、第1ゲームでいきなりブレークに成功。その後は互いにキープしたが、第7ゲームをブレークすると、第8ゲームをキープ。このセットも6-2でものにして、過去の対戦で3戦全勝と相性のいいベテランをわずか71分で退ける完勝劇だった。
錦織は「先にブレークできたので、余裕を持ってプレーできた。次も自分らしいプレーがしたい」と話した。
錦織は15日(日本時間16日)の4回戦で世界ランク60位のドナルド・ヤング(27=米国)と対戦する。対戦成績は錦織の4勝1敗。